趣味で計算流砂水理

趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning

数値計算とか河川工学とかプログラミングのことを書いています

MENU

2022-01-01から1年間の記事一覧

備忘録:Wordで図とキャプションを分離させない

R

Wordを使い初めて15年くらい経ちますが初めて知りました。 図とキャプションを分離させないようにするには ・キャプションを後ろに置く場合 : 図を配直する段落用のスタイルを定義し、スタイル定義ダイアログの[段落]にある[改ベージと改行]タプで[次の…

備忘録:windowsでwifiの候補リストが表示されなくなったときの対処法

R

windowsのアップデート等(私の場合はネットワークのリセット)でwifiの候補リストが表示されなくなったときの対処法です。 考えられる理由としては、以下のserviseが停止しているためと思われます。 WLAN AutoConfig piyopiyocs.blog115.fc2.com Network Li…

pythonで地域メッシュごとのポリゴンデータからGeoTIFFを作成する:国土数値情報平年メッシュデータを例に

R

TL;DR 地域メッシュポリゴンデータからGeoTIFFを作る手順を解説 pythonのrioxarrayを使うと簡単 テストケースで作成した平均年間雨量のデータが興味深い。 結果だけ参照されたい方は「 国土数値情報:平均年間雨量メッシュデータ」まで読み飛ばして下さい。 …

備忘録:QGISのarea()と$areaの違い

R

たまに使うと忘れているので。 以下のサイトの一部をDeepLしただけです。 gis.stackexchange.com 楕円形と平面、どちらの面積も計算できます。 投影CRSで定義されたジオメトリの平面面積を知りたい場合は、area($geometry) 式を使用します。返される値は、そ…

議事メモ:2022/11/5

R

非構造格子の計算方法 よくわからないので勉強したい 。資料収集から。 貯留関数のパラメータ同定 スパース推定を使えないか。 浅水流モデルの高速化 ステンシル数が少なく並列化では限界がある。 dtを大きくとる、つまり、陰解法を用いるしかない。その場合…

画像処理のど素人がまとめたpythonによるTIFF圧縮形式の比較

R

画像処理なんて全くわからないのですが、必要になったのでまとめておきました。 TL;DR TIFF画像作成時には多くの圧縮形式が準備されている 今回の事例では、deflate、lzma、lzw、zstdによる圧縮でファイルサイズが30~50分の1になった。 はじめに TIFFの圧縮…

コーディングを意識したかなり丁寧なSIMPLE法:スタッガード格子版の離散化の解説

R

以前にSIMPLE法のプログラミングに関する以下の記事を書いたので離散化の記事を書いておきます。 SIMPLE法でもpythonならシンプルに書けるのか ⇒ かなりシンプルになるがやっぱり...(ソースコードあり) - 趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraul…

備忘録:python-openpyxlを使うときの注意-旧形式ファイル.xlsは使えません

R

pythonでexcelファイルを処理するときの最もポピュラーなライブラリopenpyxlを使用する場合、旧形式のexcelファイル(拡張子.xls)は使えないので、.xlsxまたは.xlsm形式に変換する必要があります。 大量のxlsファイルを変換する場合は、例えば以下のサイト…

備忘録:numpyでインデックス用の連番を振る

R

数値計算ではインプットファイルなどでインデックス用の連番を振ることよくあります。 テクニックのメモです。 配列を繰り返す 配列0~4を3回繰り返したインデックスの作成方法です。 import numpy as np x = range(5) print(list(x)) # [0, 1, 2, 3, 4] i =…

備忘録:geopandasのGeoDataFrameをKMLで出力する

R

参考サイト:Field names mixed up writing via "KML" driver のとおり、fionaを使って出力します。 ただし、GeoDataFrame内の日本語column名が上手く出力されないようです。 また、KMLはNameFieldが必須のため、設定する必要があります。これも日本語名は上…

備忘録:windows環境でintel fortran無償版の動作環境を作る:2022-9-8

R

windows環境でintel fortranを使う必要があり、仕方なく環境を構築しました。(Linux版はこちら) 基本的には以下の2記事をそのままトレースしているだけです。 Intel oneAPI Base Toolkit + HPC Toolkit (Intel Fortran)のインストール(Windows版) - Qiit…

備忘録:tensorflowのインストール:2022-9-8

R

急にtensorflowを使い始めました。 インストールは以下を参考にしました。 https://www5.dent.niigata-u.ac.jp/~nisiyama/grad/python/anaconda-install-j.pdf#page=11 condaで仮想環境を作ります。今回はGPU無とします。 conda create --name AI python=3.9…

備忘録:海外の洗掘(scour)深予測の簡易式について

R

洗掘深予測式は、護岸の根入れ等を河床下へ埋設する構造物を設計する際に必要となります。 洗掘は大きく分類すると、 一般的な洗掘:General Scour 構造物周り等の局所的な洗掘:Local Scour になります。 前者は現在の技術では河床変動計算による予測が概ね…

備忘録:pythonでjsoncを読み込む

R

vscodeでおなじみのコメント付きjsonであるjsoncをpythonで読み込む方法です。 qiita.com 近いうちに標準で実装されると思いますが、現時点ではこの方法が良いと思います。

メモ:観測流量による流出過程、降雨量の推定 日野先生の文献より

R K

先日の勉強会のメモです。 以下の書籍の内容です。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getE…

備忘録:私がよく使うfortranのコンパイルオプション

R

1億年ぶりにfortranを使ったらコンパイルオプションの意味がわからずに整理していなかったことを後悔したので改めて整理しました。 前提として、 ソースはfortran2003をベースに一部fortran2008の機能を含んでいる ifortはLinux版。windows版ではハイフンが…

「流量観測の不確かさ」のメモ

R

次の書籍からの抜粋です。pp.368 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getElementById(a)||(d…

備忘録:paraviewのGUIフォントサイズを変更する

R

paraview 5.10.1です。 paraviewのGUIはフォントのバランスが悪いことが多いですが、 ツールバーの[Edit]-[Setting]から、 下図のとおり、[General]-[GUI Font]で[Override Font]にチェックを入れると変更できます。

備忘録:ドビッソン(d'Aubuisson)の公式

R

古典的な式ですが。 ドビッソン(d'Aubuisson)の公式 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.g…

気象庁の1kmメッシュ解析雨量GPV:GRIB2形式をpython:hvplotでレンダリングする

R

解析雨量について データ型の変換 wgrib2のwindowsでのインストール方法(2022/7/10時点) wgrib2による解析雨量バイナリデータのNetCDF型への変換 hvplotによるレンダリング クリップと結合 使用するライブラリ クリップ 結合 レンダリング 使用するライブ…

備忘録:np.datetime64のタイムゾーンの変更:UTCからJST

R

pythonのdatetimeオブジェクトには、aware:タイムゾーンあり、native:タイムゾーンなしの概念があります。 参考サイト:datetime の UTC / JSTの変換についてまとめ | Python Snippets 一方、np.datetime64にはタイムゾーンがありません。 np.datetime64の…

備忘録:"24:00"を含む謎の時系列データをpandasで読み込む

R

以下のcsvファイル内の"2010/01/01 24:00"のような"24:00"を含む謎のデータ(役所系に多い)をpandasで読み込む場合、通常のparse_datesオプションではdatetime型に変換できません。 tmp.csv 2010/01/01 20:00,1.42 2010/01/01 21:00,1.42 2010/01/01 22:00,…

scipy.signal.find_peaksで流量時系列から代表出水を簡単に抽出する

R

流量時系列から代表出水を抽出する作業は一見簡単そうですが、プログラミングする場合は微分等が必要となり、結構手間がかかります。 そのため、scipy.signal.find_peaks — SciPy v1.9.3 Manualライブラリを使って簡単にやってみます。 対象データはとあるダ…

備忘録:PDFフォントの埋め込めエラーの対策

R

学会あるあるですが、PDFのフォント埋め込みエラーの対策です。 TeXで作成したPDFはAcrobatを使ってエラーを修正することが最も簡単な方法だと思います。 Acrobat Proを使ってエラー箇所を確認 ツールの「印刷工程」→「プリフライト」→「PDF解析」→「潜在的…

古典的な格子生成方法:理論と実装

R

この記事のポイント ラプラス方程式を解くことによって滑らかな格子を生成することができます。 座標変換のラプラス方程式を導出しています。 pythonによる数値計算プログラムを載せています。 はじめに 計算式の整理 座標変換の準備 ラプラス方程式による座…

備忘録:gfortranのインストール方法(windows10):2022/06時点

R

tdm-gccからダウンロードしてインストールする方法が最も楽です。 デフォルトではfortranはインストールされないので、下図のとおりチェックを入れる。 参考サイト http://www.compe.media.kyoto-u.ac.jp/syoseki/windows/TDM_GCC-install.html コマンドプロ…

ポリラインのスムージング方法:Smoothing methods for a polyline object

R

この記事のポイント ポリラインのスムージング方法として、3次Bスプライン、Rbf、区分的3次エルミート内挿(pchip)、ベジェ内挿、Chaikin's algorithmsの5手法の比較を行いました。 滑らかさの点でみるとchaikinが良さそうです。 元の点を通る必要がある場合…

備忘録:WSL2のSymantec Endpoint Protection問題についての暫定的な対策

R

休みだったのでWindowsの大型アップデートを行ったところ、例のごとくWSLの環境が壊れました。毎回WSLだけ壊れるのが不思議です。 環境の再設定を行う際にSymantecの問題(WSL2で外部ネットワークにつながらない理由がSymantec Endpoint Protectionだった話 -…

備忘録:混合粒径上の浮遊砂の遮蔽効果について

R

基本的な考え方 浮遊砂のため基本的には遮蔽の影響は考慮しなくても良いです。 一方で、既往研究によると、浮遊砂粒径より十分に大きい礫が存在する場合には、遮蔽の影響を受けることが知られています。 遮蔽効果に関する基本的な考え方は京大藤田先生の研究…

備忘録:csvファイルの文字コードを一括で変更(UTF-8→ShiftJIS)するスクリプト

R

WSL2上のUbuntu18.04で、フォルダ内の全てのcsvファイルの文字コードをUTF-8→ShiftJISに変更する 場合は、nkfを使う以下の方法が一番楽かも。 #!/bin/sh files="*.csv" for filepath in ${files} do echo $filepath nkf -s --overwrite $filepath #変更して…