先日の勉強会のメモです。
以下の書籍の内容です。
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同様の内容は次の論文にもあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1969/1980/300/1980_300_43/_pdf
(当時の?)日野先生の見解は次のとおりです。
- 降雨についてはデータはあるものの、空間分布や有効降雨、流出過程を考えると取り扱いが難しく真面目にデータを取るのは難しい。
- (論文には書いてないですが)流量は1地点で測定できる(測定精度の議論はありますが。参考:「流量観測の不確かさ」のメモ - 趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning)
一方、近年ではレーダー雨量計の整備により、観測雨量を入力とした流出解析による流量推定が主流となっています。 しかし、流出過程を精度良く解くことは現実的には難しく、何らかのモデル化を行いパラメータ調整を行っているのが現実です。
そのような観点から流量観測は重要ですが、降雨量観測又は河川水位観測は高解像度化を進んでいることに比べて、流量観測はほとんど進化していません。
技術的に洪水時の流量観測は難しいことは理解できますが、1地点の情報から流出過程、降雨量の推定できることを考慮すると技術開発に投資する価値はあるのかなとも感じました。
実は私も流量観測なんて要らない派なんですが、流出解析のパラメータ依存を考えると必要なのかなと思いました。