趣味で計算流砂水理

Computational Sediment Hydraulics for Fun

河道内貯留を考える:Dynamic wave VS. Kinematic wave

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河道内貯留のついて勉強のためにも一度計算してみました。 河道内貯留とは 河道内貯留とは、下図1のように下流への伝播に伴いピーク流量(水深)が減衰する現象を示す。 このような伝播を計算するためには洪水波の移流拡散を考慮する必要があるため、次式のD…

Manningの粗度係数を再考する

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頭の整理に書いてみました。ご指摘があれば Manningの公式の概要 Manningの公式への水理学的な意味付け 沖積河川の河床抵抗 河床波の変化を考慮した河床抵抗の評価方法 岸・黒木の方法による河床抵抗の評価 岸・黒木の方法の課題 河床波の遷移の履歴 河床波…

Engelundの有効掃流力の図をトレースしてみる

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有名なEngelundによる有効掃流力の上図(元図はEngelund、上図は河村のp.226、実験値はUSGSのレポートらしい)は反砂堆領域の曲線の式が設定されてないです。 何かと不便なのでトレースしてみました。 こんな感じです。 トレースしたデータはこちら この図は…

備忘録:MinGWのmakeはmingw32-make

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MinGWのmakeはmingw32-make MinGWのmakeコマンドについて - (仮) 最近fortranを書く機会が減りましたが、年に数回書く際にmakeコマンドを忘れてしまいます。 windowsはやっぱり特殊ですね。個人的にはWSLを標準にして欲しいのですがなかなか完全には浸透し…

備忘録:開水路において水深平均化された対数則

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なんとなく気分転換に。この手の話って最近の本だとさらっとしか書いてないですよね。 開水路において水深平均化された対数則の導出 まず、完全粗面の円管流れの対数則による流速分布を示すと次のとおりとなる。 ここに、:カルマン定数、:粗度高さ、:壁面か…

L-BFGS法(記憶制限BFGS法)の実装

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ちょこちょこ使用していますが半年使わないと忘れてしまうので備忘録的にきっちりまとめておきます。 はじめに L-BFGS法の導出 L-BFGS法の実装 計算例 scipy.optimize.fmin_l_bfgs_bとの比較 メモ CG法との比較 考察とまとめ Github はじめに 非線形問題の最…

河川流一次元計算における河川横断面形状の簡略化について

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モチベーション 横断面平均一次元河川流計算で実河川を対象とする場合、地形条件は河川横断測量データを使用することが一般的である。 このデータより、水位に対する河積、川幅、潤辺等を計算するが計算負荷が大きく、特に長期計算を行う場合には計算速度に…

pythonの関数で複数の戻り値を設けた場合の型による速度比較

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勉強会で話が出たので整理しました。 速度比較 numba.jit最適化環境での速度比較 まとめ 速度比較 複数の戻り値をタプルとディクショナリで戻す場合の速度を比較してみました。 一応私のPCのスペックです。 ノートPCのスペック : VAIO Pro PG - 趣味で計算流…

lemファイルをgeotiffファイルに変換するpythonスクリプト

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ユーザーがかなり限定されますが... ※ テストが十分でないのでエラー等指摘いただけると助かります。 lemファイルとは pythonスクリプト Usage Exmaple 1 Exmaple 2 おまけ Environment Anaconda Google Colaboratory github 参考サイト lemファイルとは lem…

numba.jitによる高速化:クラス編

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numba.jitによる高速化のクラス編です。公式にもほとんど情報が無いので結構苦労しました。 numba.jitを知らない方はまず関連記事を読んだほうがスムーズだと思います。 関連記事 computational-sediment-hyd.hatenablog.jp computational-sediment-hyd.hate…

球磨川流域の雨量について

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湯前町の雨量がすごいということだったので、湯前横谷(気象庁の地上雨量観測)のデータをみてみました。 累加雨量が500mmと半端じゃない雨ですが、近年豪雨続きであまり驚かないです。 台風じゃないので予測しづらいのが厄介ですね。 参考までに東京にこの…

球磨川の浸水推定図が公開されたので洪水ハザードマップと比べてみた

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球磨川の浸水推定図が公開されたので洪水ハザードマップと比べてみました。 浸水推定図(2020年7月4日20時作成) 洪水ハザードマップ:浸水想定区域図(想定最大規模) 今回の洪水が想定最大規模ほどは大きくないと思うのでこんな感じなのかな。

沖積河川の砂州形成の数値実験

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今回の記事はブログレベルの話ではないですが、ずっと悩んでいるのでとりあえずまとめておこうかなというところです。 砂州の定義は以下の記事を参照下さい。 computational-sediment-hyd.hatenablog.jp 支配方程式 流水 流砂、河床変動 計算条件 計算結果と…

沖積河川の砂州について整理してみる

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砂州についてしゃべることは多いのですがまとめたことが無かったので整理しておこうかと。 面白い数値計算結果が出たので、その準備だったりもしもます。 はじめに 砂州の分類 砂州の分類 砂州の特徴 交互砂州(単列砂州) 多列砂州 網状流路 固定砂州 砂州の…

備忘録:jupyter上でsympy使用時のバグ?

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今までは、 import sympy as sp sp.init_printing() で、使えたのに何かのアップデートの関係で import sympy as sp sp.init_printing(use_latex='mathjax') じゃないと表示されなくなってしまいました。 原因は調査中です。

numba.jitの挑戦:SIMPLE法による3Dキャビテーション流れの計算はどこまで速くなるか!10分⇒?

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モチベーション このブログでもしばしば登場するnumba.jitを3D計算でどれほど使えるのかを 前記事(SIMPLE法でもpythonならシンプルに書けるのか ⇒ かなりシンプルになるがやっぱり...(ソースコードあり) - 趣味で計算流砂水理)のSIMPLE法による3Dキャビテー…

SIMPLE法でもpythonならシンプルに書けるのか ⇒ かなりシンプルになるがやっぱり...(ソースコードあり)

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最近科学技術計算を書いてなかったのでウォーミングアップにこんな感じの3次元キャビテーション流れをSIMPLE法で書いてみました。 大きいものはこちら はじめに 計算モデル 計算条件 ソースコード 仮の速度の計算式 圧力補正値の計算式 全体のループ コード…

windows10環境のParaview ver.5.7 & ver.5.8でレイアウトがクラッシュする場合の解決策⇒「インテル グラフィックスの設定」のVUP

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久しぶりにParaviewを使うおうとインストールしたら不具合が出たので。 元ネタIntel GPU driver update 26.20.100.6708 on windows breaks Qt GUI --> FIXED by UPGRADING intel drivers (#19364) · Issues · ParaView / ParaView · GitLab が英語しかなかっ…

ノートPCのスペック : VAIO Pro PG

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CPU : intel core i7-8550U@ 1.80GHz 1.99GHz RAM : 16 GB OS : Windows 10 Pro 64bit

備忘録:Ctrl2cap:Caps LockをCtrlに変える

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HHKBに慣れてしまうとノートPCを使ったときにCaps Lockを間違えてしまうので。 公式 Ctrl2cap | Microsoft Docs 参考サイト 5分でcapslockキーをctrlキーに変更する(windows10) | ジョイタスネット アップデートされてないしレジストリいじるから危ないけど…

pythonによる可視化はHoloviews一択

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なぜHoloviews? このブログに登場するグラフは、ほぼ全てHoloviewsを使っています。(正確には、PyViz-HoloVizファミリーのholoviews、geoviews、hvplot、Panel) Holoviewsは、Bokeh、matplotlib等のラッパーです。 最大のメリットはwebベースのインタラクテ…

多列砂州河道の再現計算⇒少しましになった

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以前の計算(多列砂州河道の再現計算(失敗例) - 趣味で計算流砂水理)をやり直してみました。 ましになりましたが、もう少しですね。 5000hrで計算機が落ちてしまいました。ちなみに計算時間は1ヶ月くらいです。

衛星画像planetで遊んでみる:河道内植生の変化とか

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河道内に繁茂する木とか草についての話題です。河道内植生とか呼ばれており、河川分野では一つの研究テーマだったりします。 まず、大きな出水のあった2019年の荒川の熊谷周辺の経年変化をplanetでレンダリングしてみます。 画像を右クリックで再生を選択 大…

趣味で調布市の水防計画を立案する:被災履歴のレンダリング

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ようやく新たなプロジェクトが始動しました。 テーマは「趣味で調布市の水防計画を立案する」です。 要はコンサルがやるようなことを趣味でやってみようということです。 なぜ調布市かは深い理由はないです。ちょっと思い入れがあるだけです。 まずは水害履…

衛星画像planetで遊んでみる:砂河川の多列砂州

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過去記事1(衛生画像planetで複列砂州の変化をレンダリングしてみた - 趣味で計算流砂水理 )、過去記事2(衛星画像planetで遊んでみる:天竜川河口付近 - 趣味で計算流砂水理) と同じ複列、多列砂州河道ですが、過去記事は河床材料が礫で今回のものは砂です。 …

Google Colaboratoryは凄いけどやりたいことができなかった(2020-5-7時点)

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最近勉強も兼ねてGoogle Colaboratoryを使っていました。結論としては凄いの一言でローカルのjupyterはいらないんじゃないかと思うくらいです。 標準状態で!pip listによりパッケージを確認すると次のとおりで372個のパッケージが入ってます(2020年5月7日時…

衛星画像planetで遊んでみる:天竜川河口付近

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前回の記事(jupyter上で衛星画像ALOS/AVNIR2をバンド演算とか図化してみる - 趣味で計算流砂水理 )で取り扱った天竜川河口付近についてplanetで変化を見てみました。 過去記事(衛生画像planetで複列砂州の変化をレンダリングしてみた - 趣味で計算流砂水理 )…

jupyter上で衛星画像ALOS/AVNIR2をバンド演算とか図化してみる

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オープンデータの衛星画像ALOS/AVNIR2をjupyterバンド演算と図化をしてみました。 下の絵はハードコピーですが実際は移動・拡大縮小が可能です。(実はこれが本質だったりします。webベースならインタラクティブなものを使いましょう = matplotlibやめましょ…

linux環境でpythonのgdalを使うときの注意点

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GDALって gdalとはosgeoの提供するオープンソースライブラリでジオメトリデータを処理するためには必須です。 基本的にはCLIですが、主要なGISソフトのバックエンドで動いています。 詳しくはWikipediaで python用のモジュールもあります。 GDAL python API …

Dockerでcondaの仮想環境をつくる

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dockerでpython環境を作る場合はpipを使うことが多いですが、依存性を考えるとcondaを使いたいところです。 例えば私が愛用しているgeoviewsの公式 には、 GeoViews itself is also installable using pip, but to do that you will first need to have inst…