趣味で計算流砂水理

趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning

数値計算とか河川工学とかプログラミングのことを書いています

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2017-01-01から1年間の記事一覧

Upwind Flux Scheme:不連続面の修正2

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前回上げたものが若干間違っていたので、修正しました。 せっかくシンプルなスキームなのにどうしても複雑になってしまいます。 河床高と水位の関係より不連続面の判定をしていますが、dxが大きくなった場合、この判定が上手く使えるか微妙なところです。 概…

環境構築:bash on ubuntu on windowsのgcc,g++,gfortranのアップデート

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bash on ubuntu on windows(Windows Subsystem for Linux:以下WSL)のgcc等は、5.4で、c++11以降あるいはf2003以降が使えません。なので、最新を入れました。 http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/software/gcc/releases/gcc-7.2.0/ から最新版の7.2をダウンロー…

QGISでSAGAが動かないときの対処法:windows10-64bit環境

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最近は仕事モードになってきて、以前ぶっ飛んだPCの環境を整えてます。 めずらしく備忘録的にあげておきます。 私はなぜかSAGA(System for Automated Geoscientific Analyses)が好きで、QGISで処理をするときは、ほとんどSAGAプラグインを使います。 先日P…

seabornで日本語表示

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何かとバタバタしていて全然書けないです。 今月は書きます。 seabornで日本語表示 windowsが変わるごとにフォントが変わるのでもう大変です。 多分この方法が一番ラクかなと思います。 ここを参考にしました。 ここからIPAexフォントをダウンロードします。…

Upwind Flux Schemeの問題点と修正

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2d Upwind Flux Schemeの計算で厳しい条件の場合、全然回らなくて苦労していたのですが、1dでいろいろテストして、ようやく見つけました。 Upwind Flux Schemeに限ったことではないですが、水面の不連続面が出てきた場合、厄介なことになります。コロケート…

続:改めて不等間隔格子の河川流一次元計算

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冷静に考えたら、座標変換ですね。 基礎式です。 実河川の問題では必須のような気がします。 今度テスト計算をしてみます。

改めて不等間隔格子の河川流一次元計算

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改めて河川流一次元計算を考えていると、計算格子の定義点が測量点で決まるという一般的な流体解析ではあり得ない状況です。 顕著な不等間隔の場合、コロケート、スタッガードに関わらず、コントロールボリュームが以下のようになってしまいます。 なので、…

いろいろ

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地理院地図とdeep learnning http://ccpn.gsi.go.jp/meeting_partners/data/20170608/4.pdf この前話そうと思っており、忘れてました。 deep learnningの部分を抜きにすると、公開データを一括処理でやっちゃうあたりは、我々がやりたいことと少し近いような…

勉強会での話

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並列化 大きなプログラムを書きたいため、並列化の勉強をしているですが、気になる内容がありましたので、列挙しておきます。 ハイブリッド並列化 最近の主流っぽいですね。MPI+openmpが基本で。MPIで分割したものに、openmpで並列化をかけるようです。情報…

GC

K

メモリリーク fortranでも起こるんですね。知りませんでした。。。 fortranでは気にしたことないですね。 deallocateはちゃんと書いた方が良さそうです。 ガベージコレクション C++では必須でしたが、最近はGCを備えているようです(Cは必須)。 メモリの管…

σ座標系に手を出そうかと

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連投になってすいません。 VOFを書いたところで、自由表面流れにおけるデカルト座標系の限界を感じてしまいました。河川流には向いてないような気がします。周期境界条件も作りにくいし。 そこで、今まで敬遠していたσ座標系に手を出そうかと思ってます。 Wu…

ポインタとメモリリークについて

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先日のアップしたプログラムを書いた際に初めてメモリリークという壁にぶち当たりました。 fortranでメモリリークって無いだろと思ってましたが、結構あるみたいです。 例えば、 http://jjoo.sakura.ne.jp/tips/f90/memory_leak.html ただし、今回陥ったもの…

似非VOF:like interfoam

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以前Openfoamのinterfoamの話がでたので、気になって自分でコーディングしてみました。 延べ2週間以上かかりました。苦労しました。 いろんなことがわかったので書いておきます。 参考資料 このあたりです。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejoe/6…

windows環境

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いろいろありがとうございます。 私の環境は、VS 2017 communityです。問題なく動いてます。intel compilerも入れてますが、VS 2017上で動きます。全ての日本語化されてます。 特に工夫もせずにクリックだけで環境が構築出来たので、よくわからないです。 VS…

Re:基本的な計算機の作り方について

K

OSについて CentOSで問題はないと思いますが、Ubuntuでもできるようです。 MPIについては詳しくないので、ここらへんを知っている方が使っている環境に合わせれば、 いろいろ聞けると思いますので、それも手かなと。 なお、IntelCompilerについてはCentOSで…

基本的な計算機の作り方について

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linux環境も揃えてるとは… コンパイラは何を使ってますか。gccですか。 基本的なことを教えていただきたいのですが、新規でPCを購入して計算機を作ろうと考えています。 環境はこんな感じをイメージしております。 言語:FortranとC++ CPU:Xeon phi 目的:…

OpenFoam

K

C++ この前、C++の話をしていたので、OpenFoamでも使ってみようかなと思います。 Tutorialでダムブレークがあったので回して見ました。 Linuxで使うのでインストールがちょっとめんどくさいですが、 それなりに使えるんですね。 自分たちが開発したものと、O…

渦度方程式

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水工学における計算機利用の講習会の山坂先生の「渦度方程式を用いたワンド内流れの二次元計算」でした。 急に思い出しました。

RE3:pygridgen-c

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pygridgen-cのwindows化 何とかコンパイルまでは行ったのですが、pythonから呼んだときにエラーが出ます。試しに32bit環境で動かすと何故か上手く行きます。 いろいろ調べているとctypesに32bitと64bitで差がありそうです。元のプログラムがpython側でしっか…

RE2:pygridgen-c

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windows環境でインストールを試みましたが、どうも駄目です。というか、私がmsysを使いこなせてないです。 msys環境下で順番にconfigure - make installを行っていますが、 nearest neighbors、CSAをインストール後、gridutilsのconfigure時にそれらにリンク…

Re:pygridgen-c

K

インストール 下記のページでインストールしを試みました。 https://github.com/hetland/pygridgen/blob/master/doc/INSTALL_OSX.md ドキュメント 教えてもらった「add_focus」で検索すると、下記のページがでてきました。 https://phobson.github.io/pygrid…

gridgen-c

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久しぶりにgridgen-cを使ってみました. 同じものですが,githubに上がってました. その中にpythonのフロントエンドとしてpygridgenというものが追加されておりました. さらにその中で中段くらいに記載されているadd_focusという機能が追加されています.…

CQ2DF model + vegetation

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面白いアイデアですね。 問題があるとしたら、渦動粘性係数の空間分布でしょうか。乱流モデルの影響がどこまで効くかですね。 時間をみてやってみます。 たまたまですが、先日ある方と清水先生の以下の論文を話していました。 https://www.jstage.jst.go.jp/…

おひさしぶりです。

最近読んでる本 https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339046519/ 乱流と数値解析の話がされているので、面白いのですが、 1次風上差分が酷評されています(笑) なかなか1次風上だとダメな場面に出くわすこともないので、 Cross section Quasi 2D Flow …

2D Upwind Flux Scheme:Dry-Bed Dam-Break

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※前々回の記事がまとまっていなかったので削除しました。 2D Upwind Flux Scheme:Dry-Bed Dam-Break ほぼ完成しました。一応ちょっとごまかしましたが、乱流項も入れました。 乱流項ありなしのgifを貼っておきます。 粗度・乱流なし 粗度・乱流あり ソースコ…

Cross section Quasi 2D Flow Model

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githubに公開しました。 https://github.com/computational-sediment-hyd/CQ2DF windows+proxy環境下でのSourceTreeによるgithubへのアップロード やり方がわかれば一瞬ですが、結構大変でした。 忘れないためにもメモ的に置いておきます。 proxyの設定 prox…

Cross-sectionQuasi2DFlow

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ギッハブ用のモデルとかを整理しました。DBにあるので見て頂けると助かります。windows環境があれば回してもらえるともっと助かります。 READMEとか結構頑張りました。 問題がなければ上げます。 英語にしたときに違和感があり、名前をCross-sectionQuasi2DF…

Section Quasi 2D Model:dll版が良いのか?

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ライセンスはMITで行こうと思います。 リリース版として悩んでいるのが、現状のdll版がそうじゃないものかです。 計算の流れは、格子生成(python)⇒流速場の計算(fortran dll)⇒図化(python)ですが、個別の実行ファイルを作成し、テキストファイル経由でやり取…

ライセンス

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ライセンスについて もし、ソフトウェアとして組み込む予定があるのならMITがよろしいかと思います。 なければGPLで良いかと。 何を目的にするかということもありますが、あのプログラムは非常に勉強になると思います。 また、世の中の河川の計算のほとんど…

EXCELのVBAが。。。

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ふと気付いたのですが、Excel 2016に変更してからExcel 2007で作っていたマクロの中でユーザーフォームを使ってグラフをコントロールするものがすべて動かないです。 多分描画速度の低下(データ更新時処理のアルゴリズムが変わった?)の影響かと思いますが…