趣味で計算流砂水理

趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning

数値計算とか河川工学とかプログラミングのことを書いています

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2019-01-01から1年間の記事一覧

水工学委員会「令和元年度台風19号豪雨災害調査団」速報会に参加してきた

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12/25追記 発表資料が公開されていました。 committees.jsce.or.jp 12/6に水工学委員会「令和元年度台風19号豪雨災害調査団」速報会に参加してきたのでそのレポートを. プログラムはこんな感じです. 仕事の関係で前半のみ(中北先生の前)で帰りました. …

Tellus Satellite Cafeに参加してきた

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12/5にさくらインターネットが主催するTellus Satellite Cafeに参加してきた 衛星データの活用の勉強会です. プログラムはこんな感じです. 相変わらずプレゼンのレベルが高い.(普段は土木なので特に感じます.) Tellusのさくらインターネットのビジネス…

応用力学講演会「災害現象に対する応用力学研究の展望」に参加してきた

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なんか本業が忙しくて全然書けません。もう少しで落ち着くのいろいろ書きます。 応用力学講演会「災害現象に対する応用力学研究の展望」に参加してきました。プログラムはこんな感じです。 なんとなく印象に残ったことを。 設計基準を超過するような現象(河…

高水敷にデューンが...

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ふと川のライブカメラをみていると高水敷にデューンが見えました. 先日の台風19号によってできたものですが,多分低水路から乗り上げた土砂によるものと思われます. ということは,乗り上げた粒径が相当荒いのと高水敷上でも相当な掃流力が働いたこと想定…

多分どこよりも速い:千曲川破堤氾濫地区の再現計算(第2報)

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computational-sediment-hyd.hatenablog.jp 前回の続きです。 アニメーション 破堤後0~20時間のアニメーションです。 地理院の結果との比較 20時間の比較です。いい感じです。 詳細な水深分布はこちらから https://computational-sediment-hyd.github.io/Ch…

多分どこよりも速い:千曲川破堤氾濫地区の再現計算(速報)

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千曲川の破堤による氾濫地区について,速報として再現計算をしてみました。 計算条件は得られる情報で以下のとおりにしました。 地形条件は国土地理院の5mメッシュ 氾濫条件は,破堤幅70m,越流水深1mで,本間の越流公式(完全越流)で計算すると,約100m3/s…

衛星画像処理用スクリプト:備忘録

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最近衛星画像の処理をする機会が増えましたが,データ容量が大きいため,GISソフトウェアなんか使っていたらいつまでも終わらないので,GDALやpythonで処理をします。 結構煩雑なので備忘録的にまとめておきます。 ちなみにフリーで手に入るものは, ALOS AV…

デカルト座標系による実河川の平面二次元計算

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実河川の平面二次元は一般座標系又は直交曲線座標系で解くことが一般的ですが,格子生成が面倒です。 そこで,デカルト座標系で計算してみました。 計算条件 境界に合うようにメッシュを回転させました。 メッシュサイズは2.5x2.5m。メッシュ数は10万程度 標…

河川断面データをgeojsonで取り扱う

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河川断面データは河川のシミュレーションを行う上で最も重要データですが,geometry情報として扱われておらず,計算の際に非常に手間です. そこで,geojsonで取り扱う方法を考えてみました. 対象として,荒川下流部の以下の測線を選びました. 例のツール…

断面平均一次元河川流のSIMPLE法:数値解法編

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とりあえず,式を考えてみましたが計算はまだ上手くいってないです. よくわかりません... nbviewer.jupyter.org

平面二次元計算による急拡水路の河床変動

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久しぶりに完全に趣味で計算しました. 急拡水路の河床変動計算を平面二次元でやってみました. 計算条件 掃流砂のみ,M.P.M.式 単一粒径 5mm 無次元掃流力は1くらい 初期水深は上流端で1mくらい.上流端流量は一定,平衡給砂 下流端は等流 dt:0.02sec,dx,…

周期境界の三重対角:Sherman-Morrison formula

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2019/7/31にあげた記事に間違いがあり修正しました.(2019/8/1) アジャイル型なのでお許しください. computational-sediment-hyd.hatenablog.jp 以前悩んでいた話ですが,勉強したのでまとめておきます. 1次元版ですが,ソースコードをつけてあります. Ju…

備忘録:proxy環境下でのubuntu18.04のセットアップ

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ubuntu用のPCを購入したのでセットアップ時の備忘録です. 毎日やっていればすぐにできるかもしれないですが,久しぶりにやると忘れているのでなんだかんだで半日くらいはかかりますね. GUI付きのubuntu18.04を基本にしてます. IPの固定 proxy環境だと必須…

河川シンポ2019で江頭先生の発表中の式導出

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下式の導出してみました. Sympyに感謝です. nbviewer.jupyter.org

AWS-EC2-ubuntu18.04のポート転送によるインターネット接続

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一般的には,AWSをプロキシサーバとして使うためのものかと思いますが,今回はプロキシ環境を抜けるためにAWS経由で外部に接続する環境を作ったのでその備忘録です. 基本的には, AWSのEC2とポート転送を利用して企業の網を抜けた話 - railsがんばる子 を参…

周期境界の三重対角の処理について

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境界部分で三重対角にならないかと思いますが,どうすればTDMAに持ち込めるかご存知でしょうか?

オープンデータによる河川流解析:平面二次元流解析 : 数値計算編

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computational-sediment-hyd.hatenablog.jp の続きです. 数値計算は,特に変わったことはせずに普通の平面二次元計算です. ドライベッドの処理 ちょっとサボって連続式だけに以下のような条件を付け加えました. if == 0 if else : else if == 0 if else :…

AWS EC2上でのintel fortranのベンチマーク

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computational-sediment-hyd.hatenablog.jp をふまえて, computational-sediment-hyd.hatenablog.jp の続きです. テストコードは前回と一緒です. 環境 環境について,AWS-EC2の環境について,容量不足でintel compilerが入らなかったので,前回よりストレ…

オープンデータによる河川流解析:平面二次元流解析 : 格子生成編

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computational-sediment-hyd.hatenablog.jp の詳細編です. jupyterはこちら 格子生成 原点の東経132.8143, 北緯35.4159,緯度から角度が26度 x軸(ξ軸)が1000m,y軸(η軸)が90m メッシュサイズは5m 標高データの設定 前回作成した国土地理院基盤地図情報…

intel社さんからintel compiler for linuxを提供頂きました

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経緯 intelのHP内に,Free Software Toolsのページあり,「Supporting qualified students, educators, academic researchers and open source contributors」と記載されております. そこで,Open Source Contributorの項目を辿ると,非商用ライセンスの申…

AWS EC2上でのgfortranのベンチマーク

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EC2が計算機として使えるのかをチェックしてみました. 環境 AWS-EC2 EC2の無料枠を利用 ubuntu18.04 gfortran GNU Fortran 7.3.0 local CPU:intel Core i7-8550U windows10proのWSLのubuntu18.04 gfortran GNU Fortran 7.3.0 ベンチマークコード qiita.com …

オープンデータによる河川流解析:平面二次元流解析

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ようやく今年1つ目の記事です. 今年はオープンデータを活用したフィールドの計算をやろうとかなと思ってます. 第一弾は,平面二次元流の計算結果です.まだ,ソースは上げてないですが週末には上げます. 斐伊川ですがなかなかいい感じです.実はドライベ…