基本的な考え方
浮遊砂のため基本的には遮蔽の影響は考慮しなくても良いです。 一方で、既往研究によると、浮遊砂粒径より十分に大きい礫が存在する場合には、遮蔽の影響を受けることが知られています。
遮蔽効果に関する基本的な考え方は京大藤田先生の研究を参照すると次図のとおりになります。
出典: http://www.jsce.or.jp/committee/hydraulic/kisosuiri/h19/kisosympo2007/8.pdf
礫の頂部から浮遊砂粒径の存在面までの距離⊿sと礫粒径の関係によって遮蔽効果が表現され、浮遊砂粒径に働く掃流力が割り引かれる形式(有効掃流力)となります。
他にも様々な研究があるので時間をみてまとめておきます。(多分早稲田関根先生の研究が最先端だと思います。)
板倉、岸の基準面濃度式の遮蔽効果の影響
沖さんの研究がありますが参考にできるレベルではないかもしれないです。
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/1985/40-02-0415.pdf