趣味で計算流砂水理

趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning

数値計算とか河川工学とかプログラミングのことを書いています

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2020-01-01から1年間の記事一覧

趣味で調布市の水防計画を立案する:被災履歴のレンダリング

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ようやく新たなプロジェクトが始動しました。 テーマは「趣味で調布市の水防計画を立案する」です。 要はコンサルがやるようなことを趣味でやってみようということです。 なぜ調布市かは深い理由はないです。ちょっと思い入れがあるだけです。 まずは水害履…

衛星画像planetで遊んでみる:砂河川の多列砂州

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過去記事1(衛生画像planetで複列砂州の変化をレンダリングしてみた - 趣味で計算流砂水理 )、過去記事2(衛星画像planetで遊んでみる:天竜川河口付近 - 趣味で計算流砂水理) と同じ複列、多列砂州河道ですが、過去記事は河床材料が礫で今回のものは砂です。 …

Google Colaboratoryは凄いけどやりたいことができなかった(2020-5-7時点)⇒2023-12-30時点ではできそうです

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⇒2023-12-30時点ではできそうです。後日記事を書きます。 最近勉強も兼ねてGoogle Colaboratoryを使っていました。結論としては凄いの一言でローカルのjupyterはいらないんじゃないかと思うくらいです。 標準状態で!pip listによりパッケージを確認すると次…

衛星画像planetで遊んでみる:天竜川河口付近

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前回の記事(jupyter上で衛星画像ALOS/AVNIR2をバンド演算とか図化してみる - 趣味で計算流砂水理 )で取り扱った天竜川河口付近についてplanetで変化を見てみました。 過去記事(衛生画像planetで複列砂州の変化をレンダリングしてみた - 趣味で計算流砂水理 )…

jupyter上で衛星画像ALOS/AVNIR2をバンド演算とか図化してみる

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オープンデータの衛星画像ALOS/AVNIR2をjupyterバンド演算と図化をしてみました。 下の絵はハードコピーですが実際は移動・拡大縮小が可能です。(実はこれが本質だったりします。webベースならインタラクティブなものを使いましょう = matplotlibやめましょ…

linux環境でpythonのgdalを使うときの注意点

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GDALって gdalとはosgeoの提供するオープンソースライブラリでジオメトリデータを処理するためには必須です。 基本的にはCLIですが、主要なGISソフトのバックエンドで動いています。 詳しくはWikipediaで python用のモジュールもあります。 GDAL python API …

Dockerでcondaの仮想環境をつくる

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dockerでpython環境を作る場合はpipを使うことが多いですが、依存性を考えるとcondaを使いたいところです。 例えば私が愛用しているgeoviewsの公式 には、 GeoViews itself is also installable using pip, but to do that you will first need to have inst…

衛生画像planetで複列砂州の変化をレンダリングしてみた

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衛星画像シリーズです。 流路がどんどん変動していく様子がよくわかります。 画像を右クリックで再生を選択 大きいものはこちら 過去記事は以下です。 computational-sediment-hyd.hatenablog.jp

docker備忘録

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単なる備忘録です。これだけ読めば思い出します。 Dockerfileとdocker buildコマンドでDockerイメージの作成 (1/2):いまさら聞けないDocker入門(3) - @IT Dockerイメージとコンテナの削除方法 - Qiita Dockerコンテナの作成、起動〜停止まで - Qiita Doc…

herokuでDockerを使う

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使用頻度が低くすぐにわすれるので備忘録として よく使う人はheroku cliを使ったほうが良いですが、忘れてしまうのでguiでの操作を基本とします。 Herokuアカウントは作成済みとします。 基本作業 Heroku dashbordから「Create new app」よりアプリを作成す…

河川流一次元モデルの構築:インターフェイスの公開

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ティーザーの公開(河川流一次元モデルの構築:ティーザー - 趣味で計算流砂水理)から随分時間がたってしまいましたが、ようやくインターフェイスが完成しました。 使用方法 データの読み込み Webアプリケーションhttps://s1dmodel.herokuapp.com/s1dmodelを…

2020/4/16時点pyviz関連の不具合の解消法

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このブログでもしばしば登場するgeoviewsやholoviews等pyviz関連の話題です。 最近新しいシステムを作っていてbokeh serverやgeoviewsに不具合が出まくって苦労したのでその対応メモです。 これまでは、conda環境でpyviz channelを使って、 conda install -c…

衛星画像planetが面白い:河口砂州の月変動をレンダリングしてみた

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久しぶりにふわっとしたネタを. planet社の衛生画像を使うと下のような河口砂州の月変化が簡単に作れちゃいます。うっとりします。一昔前なら考えられない。 画像を右クリックで再生を選択 大きいものはこちら planetの概要 詳しい概要は以下を参照下さい。 …

オーバーシュート解説:エイプリルフールなので

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エイプリルフールなので. fuckin CORONAの思いを込めて. というか時間が余ったら勉強しましょう。 Lax-Wendroffスキームはオーバーシュートとアンダーシュートが生じる。 コードはこちら

河川流一次元モデルの構築:入力データの形式

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ティーザー(河川流一次元モデルの構築:ティーザー - 趣味で計算流砂水理)を出した後、予備知識が無いと伝わらないことに気付きいろいろ関連記事を書いていました。 記事も揃ったので続きを書きます。 入力データの形式 基本的な形式は、我々が提案する河川…

現場の水理学のヒントシリーズ:自然河道断面の平均流速公式

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自然河道断面の計算は、教科書の水理学から実務の水理学へ展開するときの第一歩のようなものです。 簡単なんですが知らないとちょっと面倒なので解説しておきます。 基本なのにしっかりと記載されている書籍があまりないです。 水理公式集 に難解に記されて…

マニング則の適用水深範囲について:粗度係数と相当粗度の関係より

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河川流計算では河床の摩擦抵抗評価にマニング則が広く用いられます。 その理由は、マニングの粗度係数が水深によってほとんど変わらず、使い勝手が良いためです。 そこで、マニング則がどのような水深レンジまで適用できるのかを簡単にまとめてみました。 手…

河川横断測量成果のデータ形式は絶対にこうすべき!

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かなり長いので結論から。 河川横断測量データはgeojson形式にすべき。 サンプルデータは、 {'type': 'FeatureCollection', 'crs': {'type': 'name', 'properties': {'name': 'urn:ogc:def:crs:EPSG::6677'}}, 'features': [{'type': 'Feature', 'properties…

備忘録:Inkscapeのテキストをsvg1.1対応に変換

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すぐに忘れるので自分用のメモです。 Inkscapeで作成したsvgは1.2のため、テキストがブラウザで見れないことがあります。 そのときに対応策です。 logo.dollsent.jp

河川流一次元モデルの構築:ティーザー

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先日の打合せでの意見をふまえてモデルのアウトラインを考えてみました。 計算モデルについては,国際的に標準なものが良いと考えて,特に海外の教科書的なものを読んで決定しました.これについては後日詳細に書きます。 今回はデスクトップ画面のアウトラ…

河床粒子の抗力係数と揚力係数の比について:0.85って

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新しいモデルを作る中で、河床粒子の抗力係数と揚力係数の比がふと気になったので調べてみました。 河床変動計算で揚力係数CL/抗力係数CDを使う場合、0.85を使うことが多いです。 これは、 池田先生の移動床河川の蛮曲部における二次流と動的横断平衡河床に…

ArcGISの傾斜角、傾斜方向の計算方法

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全然大した話じゃないですが、ArcGISの傾斜角、傾斜方向の計算方法について確認してみました。以下のページに書いてました。 傾斜角 (Slope) の仕組み—ヘルプ | ArcGIS for Desktop 傾斜方向の仕組み—ヘルプ | ArcGIS for Desktop 傾斜角、傾斜方向は普通に…

砂防学会誌:新砂防の過去の有名な講座のリンク

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流砂関連は書籍もあまり無いためなかなか勉強しづらいのですが、砂防学会誌内にまとめられた代表的な講座のリンクを備忘録的に貼っておきます。 伝説的な講座なので、これを理解できればかなりのレベルです。 講座「河床変動の数値計算法」(1997-1998) これ…

砂州の安定解析についてのメモ

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黒木・岸の研究(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1969/1984/342/1984_342_87/_article/-char/ja/)による砂州の安定解析を分かりやすく説明して欲しいという無茶ぶりされたので無理ですと答えたのですがそうもいかずに。。。 導入部分だけ自分の…

論文紹介:河川流の三次元解析

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https://www.jsnds.org/ssk/ssk_28_4_325.pdf 流体屋さんが河川の解析をやるとこうなるという感じが面白いです。勉強になります。 杉山先生の論文はよく読むんですが河川流を機械流体と同じ視点で見ているところが好きです。 面白いのはξ、η、ζ座標系でζ軸を…

多列砂州河道の再現計算(失敗例)⇒ ちょっとだけ分析

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先日の記事 computational-sediment-hyd.hatenablog.jp をちょっとだけ分析として、局所勾配を計算してみました。 計算方法は、 傾斜角 (Slope) の仕組み—ヘルプ | ArcGIS for Desktop を使いました。 局所勾配はこんな感じです。 内部摩擦角約40度を超える…

geoviewsの背景をgeotiffにする方法

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これは結構質問がくるので書いておきます。 geoviewsでは背景画像にWMTSを使うことがよくありますが、 (例えば、 computational-sediment-hyd.hatenablog.jp ) 紙ベースにするとき(←止めればいいのに)にpng exportするとWMTSが表示されません。 そんなと…

Deep Fluidsが気になる

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blog.negativemind.com 気になるなあ。 プロジェクトページに論文もありました。 http://www.byungsoo.me/project/deep-fluids/paper.pdf 論文とオープンソースのコラボは最強だな。憧れますね。

浮遊砂の濃度分布:Rouse分布と板倉・岸の式

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久しぶりに浮遊砂のプログラムを書いているのでチェック用に書いてみました。 Rouse分布で横軸を濃度に変更 基準面濃度式は板倉・岸の式 沈降速度はRubeyの式 河床勾配1/1000、水深5mのケース ソースは以下です。 Jupyter Notebook Viewer たかだかこれだけ…

備忘録:pdfをsvgに変換する

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いつもInkscape使ってたけど、WSL-ubuntuだとこれで一発。複数ページは無理だけど。 pdftocairo -svg test.pdf test.svg Ubuntu Manpage: pdftocairo - Portable Document Format (PDF) to PNG/JPEG/TIFF/PDF/PS/EPS/SVG using cairo シェルスクリプトでの連…