最近暑過ぎて頭がおかしくなったので、かつてより日本の夏は暑くなったを調べてみました。
任意地点の気温データの分析
気象庁の観測データより、神戸地点 のデータを用いて分析を行う。 (なぜ神戸かというと子供の頃に住んでいたからです。)
上記データより、1897~2020年の7、8月の日データ(最高、最低、平均)を使用する。 そのデータを、各年の7、8月の2ヶ月平均値を図化した。なお、図中の黒線は5年移動平均を示す。
これらのデータより、夏季の気温の経年変化は以下のとおりである。
- 1990年頃から上昇傾向にある。この傾向は下図に示す世界の年平均気温と同様である。
- 上昇傾向は、最高気温より平均、最低気温のほうが顕著である。
- 世界の年平均気温にみられる2010年以降の急激な上昇傾向は、本地点の夏季の経年変化にはみられない。
- 過去100年の傾向は緩やかな上昇傾向にあるが、近30年は急激な変化を示しており、この変化が直感的に夏が暑くなったと感じる要因と思われる。(私は80年代生まれのため、子供の頃と比較すると平均気温で約2℃上昇している。)
次に7、8月の最高気温が35℃以上を記録した日数を図化した。
- 2010年以前は、35℃以上の日が0日の年もあるが、近10年では見られなくなり、日数は増加傾向にある。
- 1940~1990年は35℃以上の日数が相対的に少ない。
まとめ(感想)
暑過ぎて訳の分からない記事を書いた感想です。
- 直感的に夏が暑くなっていることはデータからも説明できそう。
- 近100年の気温は上昇傾向にあるが、年ごとのバラつきが大きく、このバラつきが直感的に暑くなったと感じさせる主たる要因と思われる。
- 地球規模あるいは太陽系規模の現象をたかだか100年の観測データから理解することは当然無理であるが、地球全体の気温が上がっているっぽい。(物理的な話を勉強したくなってきました。)
- 本筋からはずれるが、観測機器、手法の変遷についても一度調べたい。
ソースコード
Github
nbviewer
reference
pandasで窓関数を適用するrollingを使って移動平均などを算出 | note.nkmk.me
- グラフの作成はHoloviewsを使用
computational-sediment-hyd.hatenablog.jp
- はてブロへのhtmlグラフの埋め込みは以下を参照