吸収境界
地震動の吸収境界は、次のものが多く使われていました。
http://www.gms.bosai.go.jp/GMS/doc/B5766511.pdf
吸収境界の起債はp655以降にあります。 基本的には平面方向の地震動については吸収してもらわないといけないので、 便宜上、減衰させる方法になっています。
検討されている問題に対しては、 可能であれば物理的に境界を設定する方がよいかと思います。
河床材料粒度分布の一般化
論文
情報ありがとうございます。粒度分布の一般化については、次のものがありました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjseg1960/39/4/39_4_352/_pdf
河床材料ではありませんが、対数正規分布で近似していました。
水理公式集の例題プログラム集の北大の清水先生の1次元河床変動解析でも、 河床材料粒度分布を対数正規分布で近似してました。
藤田先生の論文「混合砂礫河床材料の空隙に関するシミュレーションモデル」でも、 対数正規分布で近似されていました(読んでるはずなのにすっかり忘れておりました)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/prohe1990/50/0/50_0_1021/_pdf/-char/ja
こういった粒度分布を一般化することに意味があるかという疑問はありますが、 どうも対数正規分布であれば、平均と分散(3母数であれば、加えて下限)で概ね表現できるというのは、 面白いかなと思ってます。
課題
少し考えてみたのですが、次のようなものがあるような気がしています。
- 対数正規分布として近似できるような状態とは?
- 洪水中はどのようになっているのか?
- 混合粒径で流砂量公式を適用した場合の流砂量の粒度分布(平衡給砂量)って?
河床材料粒度分布をパラメトリック(分布形を仮定してパラメータを推定)に決められるのならば、 意味があるのかなとは考えています。