以下のような質問を頂いたので回答します。
HoloViewの使い方等はどこで勉強されたのでしょうか?良質な参考書等はございますでしょうか?
質問の回答
このブログでお馴染みのHoloviewsについての質問です。
computational-sediment-hyd.hatenablog.jp
結論は、
勉強法は完全に独学です。公式のギャラリー (HoloViews,GeoViews, Hvplot...etc) 、Githubのissue(開発者のPhilipp RudigerのGithubがバグ等にこまめに対応しています。) 、stackoverflowをひたすら調べながらコードを書いています。
全てが理解できるような参考書やwebサイト等は、日本語、英語ともにありません。
なので、コーディングの能力次第ですが、初学者の場合は結構大変かもしれませんね。
これだけだと面白くないので、以下にコラム的な話を書いておきます。
それでもHoloViewsは魅力的
私がHoloViewsを使い始めたきっかけは、
web上で動くインタラクティブなグラフが書きたい!
です。
日頃はPythonをjupyterで書いているので、相性も良く、 なんと言っても、下図のような計算結果のインタラクティブなhtmlを 軽量で、ほんの数行で書けてしまうライブラリはHoloViews(PyViz)一択かなと思います(右のツールバーで動かせます)。
computational-sediment-hyd.hatenablog.jp
こんな人にはHoloviewsが向いてないかも
Pythonが書けない
ある程度Pythonが書けないと辛いです。 Numpy、Pandasに加えて、Xarrayくらいはさくっと使えないとちょっと難しいですね。
オブジェクト指向がわからない
オブジェクト指向の概念は理解していないときついでしょうね。
英語でググりながらコーディングできない
最近のスクリプト言語に共通して言えることですが、有用な情報は英語のwebサイトのほうが圧倒的に多いのでそれらを参照しながら、コーディングすることが必須です。
恒久的なコードを書きたい
これも枯れていないライブラリに共通して言えますが、アップデートによって過去のコードが使えなくなることが頻繁に起こります。 そのため、恒久的なコードを書くことは難しいです。 Webアプリを作る場合は、ライブラリのバージョン管理を徹底する必要があります。