趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning

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国土数値情報 平年値メッシュデータからみた平均年降水量の変化+PythonによるGeoTIFF作成、インタラクティブなグラフの作成

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分析的なことを行っていますが、メインの話はWebベースでの図化方法(Python)に関してだったりします。

TL;DR
  • 国土数値情報 平年値メッシュデータのGeoTIFF変換、グラフ化についてPythonコードを詳しく示しています。
  • 2010,2020年の平均年降水量の比較を行い、変化の特徴を定量的に示しています。
  • 北海道で降水量が大きく増加している点が興味深いです。



国土数値情報 平年値メッシュデータの概要

国土数値情報 平年値メッシュデータとは?(Gemini)

日本全国の気候の平年的な状況を、約1km四方のメッシュ(格子)ごとに示した地理空間データです。

国土交通省が整備・提供しており、地域の気候特性を詳細に把握し、様々な計画や分析に役立てることを目的としています。


提供されているデータの種類

主に以下のような気象項目に関するデータが提供されています。

  • 気温に関するデータ
    • 年平均気温
    • 日最高気温の年平均値
    • 日最低気温の年平均値
    • 月別平均気温(1月~12月)
  • 降水量に関するデータ
    • 年降水量
    • 月別降水量(1月~12月)
  • 積雪に関するデータ
    • 年最深積雪の年平均値

データの仕様

項目 内容
対象期間 2020年版:1991年~2020年の平年値、2010年版:1981年~2010年の平年値
空間範囲 日本全国
メッシュサイズ 基準地域メッシュ(3次メッシュ、約1km四方)
座標系 JGD2011(日本測地系2011) / 世界測地系
データ形式 シェープファイルShapefile)形式、GeoJSON形式(2020年版のみ)

入手方法と利用条件


データ作成(ソースコード

元データはベクター形式のため、取扱いやすいようにラスター化(GeoTIFF)しました。

GeoTIFF作成プログラムの詳細は過去記事(pythonで地域メッシュごとのポリゴンデータからGeoTIFFを作成する:国土数値情報平年メッシュデータを例に - 趣味で計算流砂水理 Computational Sediment Hydraulics for Fun Learning)を参照下さい。

プログラムはGitHub、nbviewer、Colabで公開しています。 ※Colabの解説記事はこちら

  • ベクターデータからGeoTIFFを作成するプログラム(2010年版)[単位:x10mm]

a nbviewer colab

  • ベクターデータからGeoTIFFを作成するプログラム(2020年版)[単位:x10mm]

a nbviewer colab

  • 2010年から2020年の差分のGeoTIFFを作成するプログラム[単位:x10mm]

a nbviewer colab

  • 2010年から2020年の差分(パーセンテージ)のGeoTIFFを作成するプログラム[単位:‰]

a nbviewer colab

作成したGeoTIFFへの直リンクは以下です。QGIS等で使用する際はこちらをご利用下さい。

平均年降水量の変化

平均年降水量の分布

  • 2010年版(1981~2010の平年値)と2020年版(1991~2020の平年値)で降水量の空間分布はほとんど変わらないですが、それぞれの数値をみると2020年版のほうが大きなっています。

2010年版

インタラクティブな図はこちら

2020年版

インタラクティブな図はこちら

平均年降水量の変化(2010→2020)

  • 全国的に増加傾向にあります。
  • 相対的に降水量の大きい、九州南部、四国、紀伊半島東北日本海側では200mm以上増加しています。
  • それほど降水量の大きくない北海道東部も200mm以上増加しています。

変化量

インタラクティブな図はこちら

  • 全国的に増加傾向にあります。
  • 変化量と同様に相対的に降水量の大きい、九州南部、四国、紀伊半島東北日本海側では10%程度増加しています。
  • 北海道は内陸部で5%、東部で10%と全体的に大きく増加しています。

変化率

インタラクティブな図はこちら

おわりに

  • 気候変動の影響により降水量が大きくなると言われていますが、実績ベースでみても中長期的な降水量の変化は明らかに増加傾向にあることが理解出来ました。

GitHub

github.com

参考サイト