全然水理学じゃないですが.
モチベーション
- GPS付きのカメラが普及し始めているが,いざ使ってみると測位が遅かったり,精度が悪かったりして,あまり上手くいかないことがある.
- スマホのGPSはすぐに反応するのになぜ?と思う方もいるかと思うが,スマホの場合は,基地局が大まかな位置を特定し,その範囲内でGPSによる位置を特定しているためである.つまり,GPSが入らないところでも携帯の電波が届けば大まかな位置は特定できる.
- そこで,GPS付きのカメラを使うのではなく,スマホでGPSのログをとり,タイムスタンプから写真にジオタグを埋め込む方法を試みた.
スマホのGPSロガー
- 色々あるようだがフリーで良い物が見つからなかった.私は,iphoneアプリのZweiteGPS(480円)を使用した.写真の撮影期間中ログを取り続けて,終了後にGPX形式で出力した.
- GPX形式が以降の処理で使いやすいため,その形式に対応するアプリを使用したほうがよい.
GPS情報から写真にジオタグを埋め込む
タイムスタンプでのマッチさせるだけなのでやろうと思えば手動でもできる.でも,手間なのでフリーソフトNikon ViewNX-i(http://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/220/ViewNX-i.html)を使用した.
使い方は,非常に単純で以下の手順である.
- 写真のフォルダを指定する.
- 上のタグ「地図」を選択.
- 「地図」⇒「トラックログを表示」⇒「トラックログファイル」の「追加」でGPXファイルを指定.すると地図上に経路が表示される.
- 「Log Matching」の「実行」をクリック.これですべての写真にジオタグが追加される.
- すべての写真を選択し,右上の「エクスポート」で保存.これでOK.タイムスタンプ,exif情報は変わらず,ジオタグだけ追加されている.
以上,完成です.
QGISでの表示
以下のサイト参考になります. http://www.geopacific.org/opensourcegis/qgis/qgis_geotag_image
プラグイン「photo2shape」がインストール出来ない場合の参考 QGISのPhoto2Shapeプラグインのエラー対処法: 森林土木memo