なんか本業が忙しくて全然書けません。もう少しで落ち着くのいろいろ書きます。
応用力学講演会「災害現象に対する応用力学研究の展望」に参加してきました。プログラムはこんな感じです。
なんとなく印象に残ったことを。
- 設計基準を超過するような現象(河川だと越水破堤、ダムの異常洪水時操作等)はこれまで想定してこなかったが、これからはこれらのリスクを評価することが必要(辻本先生)。
- 設計基準は単なる線引きで安全とは別。設計基準から安全までの残余のリスクを評価することが必要。大規模外力時のソフト対策から復旧までのシステム全体の最適化を図る。リスクは頻度と影響度で評価。(吉田先生)
- 起こりうる大規模外力の想定が必要であるが、降雨はd4PDFを使う研究が増えている(杉原先生)。
- 予測精度を上げるためには、複合現象の数値計算が必要であるが、まだまだ計算資源が足りないため、deep learningによるHPCのケイパビリティの向上が期待できる(市村先生)。